止められまへんなぁ〜


「う〜ん。寝てみたい」
は、フランスベッドのCM。
by 三船俊郎


「う〜ん、Mandam」
は、マンダムのCM。
by チャールズ・ブロンソン


「う〜ん、破綻してます」
は、第23週目とゆうか、
年を明けてからの
ドラマ「ちりとて」でございます。
by 遠藤マメ太郎


「たちぎれ線香」をモティーフとした
正典&糸子の青春物語は、よろしかったのです。
これは、睦月(むつき = 1月)。
如月(きさらぎ = 2月)になってからが
どうも あきまへん。


収拾がつかなくなってます。


マメ太郎自身、脚本なんて書いたことはありません。
ましてや、演出なんて どないするか知りません。
よって、勝手な感想です。


小梅ちゃんと秀臣さんの和解にしても、
頭でこしらえた 判じもの(はんじもの)と
申しましょうか。


それから、回想シーンが多すぎ。
小ネタにも 思いっきし走っとる。
昨日放送分では。
四草の「落語の大きな波に……」も、そう。
古典と新作をめぐる 上方三国志の口ゲンカも。
ムリに 時間を埋めてる ゆうかんじ。
それから、磯七さんのセリフ


「最近のテレビは、テロップが出て、
 この場面で笑ってくださいといってるよ〜なもの」


そりゃ、落語のワンダホー度の説明ゆうのは、
わかりますけど。
朝日新聞の「はがき通信」やないんですから。


ほんらいドラマゆうもんは、
「なには、なになり」と、断言するのではなく、
さり気な〜く 匂わせるものやと思うんです。


「落語は これこれで、
 最近のお笑いは、これこれ」と
セリフで まんま言っちゃったら、
それこそ、テロップで「ここがキモです」ゆうてるのと、
大差はありますが、小差ない作劇では、ないんか、と。
小差ですから、いいですけど。


そして。
好みの問題でしょうが。
ストリーム(流れ)が、本流をさけるように、
脇へ 脇へと それていってます。


小川のせせらぎ ゆうのは、
アルプルの峰より 流れおちる清流が、
岩をくだき、滝として直下降する 大河があってこそ、
右へチョロチョロ 左にピュルピュルと
支流に流れるからこそ 映えるので ございます。
そんな大河が 悠々と流れてへんで、


・ 小梅ちゃん&秀臣さん
・ 正平の行く末
・ 製作所の命運
・ 勇助サボリぐぜの真意
・ 小草若の焦り


あと22回で押しこむには、
ちょっとエピソード 広げすぎ。
または、大河の勢いを
示せなくなっちゃったのかと 感じるのです。


ちなみに22回分とゆえば、5時間半。
ジャック・バウアーやったら、
大統領狙撃を阻止して、メキシコに渡って拷問を受けて
でも立ち直って中国大使館に潜入しそうですから
ありえなくは ないのではありますが。
↑(FOXのドラマ『24』 で〜す)


「じゃ、イヤなら見なきゃ いいじゃん」は、
ごもっとも。
しかし。そこは そこ。
「ちりとて」中毒ですよってに。
さぁ、明石家さんまさんの「ひょうきん族」での
名言を、ご一緒に、


止められまへんなぁ〜


ちゅうことは、やっぱ よくでけてるんでしょうか。