走れ B子!

2007年12月21日(金)、第71回『ちりとてちん』。
走れ、B子(貫地谷しほり)。B子は、走った。

B子は、徒然亭の四番弟子である。気ままに暮らしてはいたが、ウソについては、人一倍敏感であった。B子には、心から慕う、あに弟子・草々(青木崇高)がいた。その草々に似た青年を、小次郎おじさん(京本政樹)が、京都でみかけたというのだ。


草若師匠(渡瀬恒彦)は、草々がホンマには土佐屋尊権(波岡一喜)を殴ってはいなかったことをお見通しだった。しかし、師匠にウソをついたから、破門にしたのだった。
草々を連れ戻そうと、B子は、走った。しかし、師匠は「勝手なマネしたら、あなたも破門や!」と言い放った。

殺されるために、走る「メロス」と。
破門されるために、走る「B子」と。
ちょっとダブって見えた第71回でした。
名週との誉れ高い、第12週のファイナル。どう決着つける?


あっ。昨日、B子に抱きつきはったチワワちゃん(= 小草若 → 茂山宗彦)は、キャーっと拒絶されました。でも、チワワちゃんの方こそ、草々にコンプレックスを持っていたとコクり、底抜けに、エエ人になってきました。
あっ、英国政府情報部におつとめのジャック・バルバロッサ・バンコランさん(12月5日「神戸大学教育学部卒」を参照)から、


「チワワちゃんのマンションを見て、驚愕! あれは映画『蒲田行進曲』の銀ちゃんとヤスの部屋をないまぜにしたテイストではないか。他にも、寅さんを連想させるシーンもあり。NHK大阪のスタッフに、松竹映画をこよなく愛する者がいるのでは」


こんなコメントを寄せていただきました。バンコランさん、ありがとうございました。