完璧ムスメ A子の恥ずかしい「欠点」


2007年12月18日(火),
第68回『ちりとてちん』。
ついに。ついに。ああ、あきません。
「時計の針を戻せるものなら」。
そう思っているでしょう。


鞍馬会長(ゴリさん)からオファーがでた
天狗座での「徒然亭 一門会」リベンジに向けて、
弟子たちは意気揚々。
ただひとりを除いて。


それまで門下の中で、
ただひとりの売れっ子芸人だった
小草若ちゃん(茂山宗彦)は、
テレビ番組のレギュラーを降ろされ、
持ちネタもたった3席。


ヤケ酒のむんでも、
ウィスキーや日本酒をガーっとあおるんなら
カッコええのですが、
いっつもビール。
こんな小道具の使い方も、うまいですね。


そして。
テレビ番組「なにわ情報局」
最終収録の打ち上げの席で、
やっちゃった。


師匠と自分を小バカにしよった
ライバル落語家・土佐屋尊建(波岡一喜)に
右(左かな?)ストレート、一閃。
地面にうづくまる尊建(そんけん)。


で、偶然その場に居合わせた
草々(青木崇高)が、つい言うてしまった。
「オレが殴った」。
ちゃらちゃーん。


なんで、
「落語ひと筋」に生きる
天涯孤独の草々が、
小草若ちゃんのために、
苦労して歩んできた
これまでの下積み生活を
ゼロにしかねない
選択をえらんでしまったのか?


「気にかけている、おとうと弟子のために」
という理由では、ちょっと弱い。
いや、弱すぎます。
さあ、どうする、どうなる?


実直な豆腐屋稼業を捨てて、
ドサまわり演歌歌手のマネージャーの道を
選んだ、段田安則には、
手塚理美の実家や
菊池麻衣子との葛藤がありました。
( ↑「ふたりっ子」の話ですぅ)
それなりの理由、
さてさて、出るか、出ないか?



ここまでがメインストーリー。
あとは、小ネタを2つほど。


株式会社若狭塗箸製作所の御曹司の
和田友春くん(友井雄亮)が、
魚屋食堂に焼きサバたべにきてましたが。
怪しくないですか?
魚屋食堂のひとり娘・順ちゃん(宮嶋麻衣)との仲?


そして。
なにからなにまで完璧ムスメ。
ただひとつの欠点は、
「鈍い」というだけだったA子(佐藤めぐみ)に、
「ちょっと、恥ずかし……」を発見。
魚屋食堂に飾ってあった、色紙、みました?
あの字、
きたなぁ。
清楚な女の子が、書く字やありません。


それに比べて、
おばあちゃん(江波杏子)が、
スペインから寄こしはる
エアメールっちゅうんですか。
あのペン字の美しいこと。
A子も、「日ペンのミコちゃん」やっとけば、良かったね。
(↑ 時代が、ちゃうやろ)