●●●●の××××


明日11月23日(金・祝日)夜7時から。
関東圏のラジオ局「文化放送」で、ラジオドラマ『火焔太鼓』(かえんだいこ)が公開生放送されます。

有名な古典落語「火焔太鼓」をもとに、江戸時代の道具屋夫婦と現代の弁当屋夫婦の泣き笑いを、風間杜夫さんと観月ありささんが一人二役で演じ分けるそうです。

さて。この「火焔太鼓」。
ちょっとでも落語に詳しい方が身近にいたら、試して下さい。

(問) ●●●●●●の「火焔太鼓」。●を埋めなさい

たぶん、100人が100人、「古今亭志ん生の火焔太鼓」と答えることでしょう。こーゆーことです。

・ とらや の ようかん
・ アントニオ猪木 の 延髄斬り
・ 丸美屋 の のりたま
・ マラドーナ の 左足
・ 大幸薬品 の正露丸
・ 杉村春子 の 「女の一生

どうです、この配列の美しきこと。羊羹(ようかん)なんてどの和菓子メーカーでも作ってはるのに、延髄斬り(プロレス技です)なんて中学生でもでけるのに、やっぱり、とらやでありアントニオ猪木なのです。

だだし。似たような配列ですが。

・ ジャイアント馬場 の 十六文キック
・ クロネコヤマト の 宅急便

などは、この例にあらず。「十六文キック」や「宅急便」は、馬場さんやクロネコのみに帰属するものですから。


「火焔太鼓」は短めのこっけい噺だけに、どの落語家が高座にかけてもよさそうなものですが、あまり聴いたことはありません。逆に、志ん生にしても、ただ1作だけ代表作を選ぶとすれば、100人が90人、「火焔太鼓」を挙げるでしょう。

古今亭志ん生「火焔太鼓」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー ☆☆☆★
爆笑度   ☆☆☆☆☆
必聴度   ☆☆☆☆☆


ディスクは何種類もありますが、「黄金餅」とカップリングされているポニーキャニオン盤を挙げておきます。