ズルしてでも勝ちたい


さて。大根おろし3分間1本勝負。なぜ、大根おろし? わかりせんが、麻雀マンガでようけありますね。
悪役 「このまま、引き下がるオレじゃないぜ」
主人公「どうしても店の権利はわたせん」
悪役 「フフフ、わかった。では麻雀でオレに勝ったら潔く退散しよう」
主人公「よーし、望むところだ!」


今朝の『ちりとてちん』で敗色濃厚のB子があみだした必殺ワザは……、ホームセンターでこうたスライサー(ミキサー?)でした。
反則スレスレのズルで勝利を収めたわけですが、落語の世界ではこーはいかず。

「そば清」。別名「蕎麦の羽織」。
ざる蕎麦70枚の大食い勝負に挑んだものの、50枚を過ぎて、苦しゅうてお腹はパンパン。そこで思い出したのが謎の草。旅の途中、人間をひと飲みしたウワバミ(大蛇)が、ひと口くちにしたら、ふくれていたお腹はたちまちもとに収まった。懐に忍ばせていたのを幸に、草の効力で蕎麦を消化しようとするが……。

もとは上方落語「蛇含草」(じゃがんそう)といいまして、こちらはソバではなく餅(もち)になっております。

CDでは古今亭志ん生の「決定盤 志ん生落語集6」(1994年)で聴いております。「お直し」「羽衣の松」とのカップリングで、「そば清」は昭和31年NHKでの収録。

現役盤のCDでは、

↑ こちらも昭和31年NHKでの収録ですので、同じ音源ではないかと思います。

志ん生「そば清」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー ☆☆☆★
オチ    ☆☆☆☆
初心者向  ☆☆☆☆★