ズルしてでも勝ちたい
さて。大根おろし3分間1本勝負。なぜ、大根おろし? わかりせんが、麻雀マンガでようけありますね。
悪役 「このまま、引き下がるオレじゃないぜ」
主人公「どうしても店の権利はわたせん」
悪役 「フフフ、わかった。では麻雀でオレに勝ったら潔く退散しよう」
主人公「よーし、望むところだ!」
今朝の『ちりとてちん』で敗色濃厚のB子があみだした必殺ワザは……、ホームセンターでこうたスライサー(ミキサー?)でした。
反則スレスレのズルで勝利を収めたわけですが、落語の世界ではこーはいかず。
「そば清」。別名「蕎麦の羽織」。
ざる蕎麦70枚の大食い勝負に挑んだものの、50枚を過ぎて、苦しゅうてお腹はパンパン。そこで思い出したのが謎の草。旅の途中、人間をひと飲みしたウワバミ(大蛇)が、ひと口くちにしたら、ふくれていたお腹はたちまちもとに収まった。懐に忍ばせていたのを幸に、草の効力で蕎麦を消化しようとするが……。
もとは上方落語「蛇含草」(じゃがんそう)といいまして、こちらはソバではなく餅(もち)になっております。
CDでは古今亭志ん生の「決定盤 志ん生落語集6」(1994年)で聴いております。「お直し」「羽衣の松」とのカップリングで、「そば清」は昭和31年NHKでの収録。
現役盤のCDでは、
落語 名演ガイド集 火炎太鼓(与太郎噺)/そば清(滑稽噺)/饅頭恐い(長屋噺)
- アーティスト: 古今亭志ん生(五代目)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2005/11/30
- メディア: CD
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↑ こちらも昭和31年NHKでの収録ですので、同じ音源ではないかと思います。
志ん生「そば清」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー ☆☆☆★
オチ ☆☆☆☆
初心者向 ☆☆☆☆★