「ふたりっ子」でも「却下!」でした


11月20日(火)放送の第44回『ちりとてちん』。
B子(貫地谷しほり)の「落語家になる!」に、お父ちゃん(松重豊)は「大事に育てた娘が落語家になんて」と猛反対。あとを託されたお母ちゃん(和久井映見)は、なぜか「大根おろしでうちに勝ったら、落語家にでもマンガ家にでもなれ」。

かくして勝負の火ぶたが切っておろされましたが……。B子の大逆転勝利、見事でしたねぇ。

しっかし。晴れて草若師匠(渡瀬恒彦)に弟子入りを志願すると、「お断りします」。なぜ? どうして? ここはどこ、私は誰? 次回に続く、です。


ふたりっ子」もそうでした。
香ちゃん(岩崎ひろみ)の弟子入り志願に、米原永世名人桂枝雀)は、18歳ではスタートが遅いという理由とともに、「将棋が卑しい」。真剣士の銀じい(中村嘉津雄)に将棋の手ほどきを受けたため、香ちゃんの棋譜には品がない( =筋が悪い =すぐに行き詰る)と一発で見抜いたのでした。

さすがは、大石静・脚本。
草若師匠の弟子入りを認めん理由は? まさか「落語家ゆうのは、人様を喜ばす商売や。どんな手ぇ使うても人を出し抜こうとする料簡では大成せん」なんてことじゃないでしょうし。