「上方落語」初体験には、うってつけ

NHK衛星第二放送で、桂米朝師匠の高座を放送しています。

今週11月21日(水)は、「本能寺」
来週11月28日(水)は、「百年目」

ともに米朝師匠の持ちネタでも定評のある演目ですが、入門篇ということでは、「百年目」がぴったんこ。まずは予備知識なしで、見てみて下さい。この噺を聴いて、もし「詰まんない」「退屈」と思われたら……、もしかしたら上方落語とは一生、縁がなのかも知れません。

「本能寺」は芝居(歌舞伎)に題材をとった噺。そこは米朝師匠のこと、まったく予備知識ゼロでも愉しめるように工夫してはります。マクラで、義太夫の三味線方のマネするところは大爆笑もの。
(注 ↑ この最後の一文、訂正ならびにお詫び申しあげます。義太夫の三味線方のマネがでてくるのは、同じ米朝師匠でも「猫の忠信」(ねこのただのぶ)という芝居噺でした。まことに失礼いたしました。11月27日訂正)

ただ後半部分、歌舞伎の舞台が、ちょっと(かなり)長めに再現されるので、中級上級ファン向けといえるでしょう。

(参考までに)↑↓は、15年も愛聴しているCD「特選!! 米朝落語全集」を聴いての評価です。


桂米朝「本能寺」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー ☆☆☆★
教養度   ☆☆☆☆☆
初心者向け ☆☆☆★
[rakuten:rakugo:685176:detail]



桂米朝「百年目」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー ☆☆☆☆☆
爆笑度   ☆☆☆☆★
初心者向け ☆☆☆☆★
[rakuten:rakugo:685173:detail]