子(ね)の1365


2008年3月13日(木)、第137回「ちりとてちん」。
本日は、プチ・ムーヴメントが、ぎょうさんございました。


小草若(茂山宗彦)は、魚屋食堂にあらわれ、
いきいきと サバ焼いている友春(友井雄亮)を
うらやましそうに、
上目づかいで、ジーっと。
やりたいこと 見つけられん自分を省みて。


A子(佐藤めぐみ)が 画策した「巨大塗り箸」作戦は、
NHKニュースでも、取り上げられて、
なんだか トントン拍子に成功しそう。
推定 → 糸子さん(和久井映見)なんか、
「やっぱ、A子ちゃんは、頭ええわぁ。
 うちの喜代美とは、えらい違いやわ」
なんて、お上手 ゆうてるんでしょうね。


なっちゃん原沙知絵)マンションの テレビで、
地場産業の育成に邁進する正典(松重豊)を、見て
小次郎おじさんは、
プーの身の上を、プチ反省。


草原にいさん(桂吉弥)は、
草々(青木崇高)に、草若を襲名させて欲しいと、
四草(加藤虎之介)に 頭まで下げますが、
四草は、自分が継ぎたいとゆって、きかず。


さらには。
「小草若、魚屋食堂に現る」の報をうけ、
オバマに向かおうとする草々に、
四草は、すごい剣幕でくってかかります。
クール・ビューティがうりなのに。
ど、どないしたのでしょうか。


そして。本日最大のトピックス。
ミュージカル『エリザベート』で、参りましょう。
 ↑ って、誰も知らんでしょ


♪ 今日は、ビッグな ニュースがあるぞ〜
  小次郎が、クジを当てたぞ〜
  1等賞のぉ
  賞金額はぁ、
  ピッタリの 200万円


200万円なんて、ハンパな賞金額あるのかいなと
思ってましたけど、
うまいこと 考えるものですねぇ、脚本家さん。
「レトロ 宝くじ」ゆうアイディアは、二重丸です。


まず、200万円とゆう ハンパな1等賞を設定できたこと。
そして。
「レトロ」ゆうわけですから、
当選番号も、
31組141519 なんて羅列やのうて、
「子(ね)の 1365」ゆう古めかしいもんに、
することが でけた。
ちなみに、「子(ね)」ゆうのは、ネズミさんのこと。
1組2組、ゆうところを、子・丑(うし)・寅(とら)と、
十二支で、あらわしているのです。


これ、やっぱり落語を下敷きにしてまんねん。
小次郎さんと熊五郎さんが、
「子の1365番か、当たらへんもんやな」
「どれどれ、そうか、子の1365番かぁ、
 ちょっとの違いやねんけどなぁ」


当たりクジ 目の前にして、
「当たらん、当たらん」 ボヤくのは、
すでにご紹介ずみの落語「高津の富」、
江戸では「宿屋の富」の まんまなのです。


で、「子の1365」ゆうのは、まさしく
落語での当選番号やったわけです。
かえすがえすも、レトロ宝くじ、ええアイディアでした。