四代目は? 家屋は? 弟子は?


2008年2月18日(日)、第116回『ちりとてちん』。
第21週「嘘つきは 辛抱の始まり」は、
草若師匠(渡瀬恒彦)の通夜で、幕をあけました。


けど。
先週までのシリアス路線は、みじんもなく。
上方落語四天王の ひとり 鏡漢五郎(芦屋小雁)は、
謎めいた身ぶり手ぶりで、不気味に意思を疎通させ、
小次郎おじさん(京本政樹)は、宝くじに一直線。
2番ちがいでの大ハズレに、一同、
「さすが草若師匠や、最後まで、笑わせてくれた」と
感心しきり。


それにしても、芦屋小雁さんの 存在感といったら!
たった1回の お目見えで、
美味しいところ、全部 かっさらっちゃって、も〜。
まさに 「代打の切り札:遠井吾郎」 みたいでした。


が。
涙もかわき、場をなごませながらも
うま〜い具合に、これからの展開を 暗示しました。
問題点は、3つ。

・ 跡目(あとめ)は、誰が継ぐんか?
・ 吉田家(師匠の本姓)の家屋は、どないなる?
・ 草々は、弟子とるんか?


跡目、つまり「四代目・徒然亭草若」については、
漢五郎・師匠が、小草若(茂山宗彦)にお墨付きを与えましたが、
それで、ええんか? 草々(青木崇高)、草原(桂吉弥)。


ア・リトルなところとしては、
天狗芸能の鞍馬会長(ゴリさん)は、
なぜ、門の前で、きびすを返した(=Uターンする)か?


ビハインド・ア・リトル(隠れた 小さな)なとこでは、
徒然亭って、草若一門いがいには、いてへんのですか?
草若師匠に きょうだい弟子がいないって、
ちょっと 不自然ですけどぉ。


今週は、「演出:櫻井壮一」。
2007年最終週の「時は鐘なり」(13週目)を、
「かっとばしの 伊勢田ディレクター」とともに、
担当されていました。
本日のみの 評価で恐縮ではございますが、
ハンパでない 大阪テイストゆえ
仮の名として「コテコテの 櫻井」と
命名(ヤギさん) させていただきます。