宇宙人、UFOに だんご3兄弟


本日は、立春ですね。
暦で、「立春」の文字面(もじづら)をみると、
立川談春」を、連想しませんかっ。


夏には、扇風機の「涼風」スイッチ押すたびに、
涼風真世」を 思い出すよ〜に。


2008年2月4日(土)、第104回「ちりとてちん」。
第19週目「地獄の沙汰も ネタ次第」のはじまり、はじまり。


とはいえ、とはいえ、シドニー・ポワチエ
本日中は、うねるような物語の進行はございません。


糸子はん(和久井映見)は、草若師匠(渡瀬恒彦)に
ズバリ、病気のことを問いただし。
師匠は、余命いくばくもなく、弟子には黙っていてほしい、
そして入院せずに、やり残したことをやる、と告げます。


若狭(貫地谷しほり)は、
UFOや宇宙人、はたまた だんご3兄弟まででてくる
新作落語を聴かされますが、こんなストーリーを
自分で考えるとは、と、再び あたまを抱えます。


今週のテーマ落語は、「地獄八景亡者戯」。
じごくばっけい もうじゃのたわむれ。
「はっけい」ではなく、「ばっけい」と濁ります。
大ネタ中の大ネタです。
ご紹介や、周辺エピソードは、また おいおいと。
今週は、「演出:吉田務」 です。


ひとつだけ、「あれぇぇ?」を。
本日に限ったことでは ござりませぬが。
若狭が、落語について無知すぎます。
若狭がナビゲータ役になって、視聴者に落語のイロハを伝える
という意図は、わかりますが、
不自然すぎませんか。


だいたいやね。入門から6年もたって、
「地獄八景亡者戯」を知らん落語家って、いてますか。
劇団四季の研究生が 「キャッツ」 知らんとか、
宝塚音楽学校の本科生が、「ベルばら」 知らん
みたいなもんでっせ。


若狭 「師匠、珍しいですね、『地獄』を 稽古なさるなんて」
師匠 「いやな、体力が続くか、どうか。
    なにせ、1時間を超える大ネタさかいな」
若狭 「それにしても、けったいな噺ですねぇ」


みたいな、処理のしかたでは……。
いやはや、ドラマも 脚本も 門外漢ですけど