赤い郵便ポストの 謎


2008年1月25日(金)、第96回『ちりとてちん』。
「ちりとて仮装大賞」の様相を 呈して参りました。


17歳の小次郎おじさん(京本政樹)は、学ラン姿。
茶髪ロン毛で、メイクしてはりますよ。
そんな高校生、いてへんて。


20歳の正典さん(松重豊)は、リーゼント。
時代が時代ですよってに、
やっぱ、永ちゃんファンだったのでしょうか。
矢沢ですよ、もちろん。永六輔じゃなくて。


トリをつとめますのは、糸子はん(和久井映見)。
どうでしょう、この かわゆらしさ。
ムキたての うで卵みたいですね。


草々(青木崇高)の落語「たちぎれ線香」と、
正典&糸子のロマンスが、
パラレルワールドのごとく、展開いたしまして。


100日間、倉に閉じこめられた若旦那と、
修業に励んでいた 正典さんの姿が。
そして、
若旦那あいたさに、手紙を書きづつった芸者・小糸と、
母の入院・借金とりの電話におびえ、
小浜の正典に、手紙を毎日出し続けた糸子はんの姿が、
ドンピシャ重なるわけですね。


手紙ですよ、手紙。
たびたびにわたる 赤い郵便ポストの映りこみが
はてな、と 気になっておりましたが、
「手紙」への 布石やったのですね。
所轄官庁「総務省」(旧・郵政省)への
アピール度も バッチリ。