お尻 ペッタン虫


第13週の『ちりとて』は、
ドラマの季節と、2007年の季節が
重なりあっておりましたが。


ストーリーを転がすのに手一杯で、
せっかく、年の瀬を舞台にしているのですから、
それらしさが、
もう少し、あっても良かったかなと。
除夜の鐘くらいでしたかね。
紅白歌合戦は、ちゃんとありましたけど。宝塚で振りかえる 「平成7年」 - 「ちりとてちん」徹底解剖ブログ

15分間 × 6日 の制約で、
それだけ求めるのは、まぁ
ムリでしょうけれど。


乾燥注意報、買い出し、年賀状、
借金とり、納会、忘年会 ……。
モチつき、も、そう。
まだ、東京では、公民館なんかで、
やってますが、
みなさんの近所では、どないでっか?


落語「尻餅」(しりもち)は。
モチはつきたし、カネはなし。
ならば、女房の尻を、
ペッタンペッタンやって、
「うちは、ちゃんと、正月用のモチつきしてるで」と
いらん見栄はる夫婦の
涙ぐましい物語でごわす。


トンデモ噺ですから、理知的な落語家よりも、
ハチャメチャ系が、よろしいかと。
15年ほど前に、買った
笑福亭松鶴(六代目)のビクター盤。
すでに絶盤ですが、
この「ビクター落語特選」は、
ええシリーズでした。


松鶴・師匠については、12月15日ブログ
上方落語の四天王(その1) 笑福亭松鶴 - 「ちりとてちん」徹底解剖ブログ
をご参照下さい。

2004年に、16枚組の『笑福亭松鶴上方はなし』という
ボックスセット(2万3100円!)が、
ビクターから発売されております。
この豪華版に所収されてる「尻餅」と、
ビクター廃盤は、スタジオ録音で、収録時間も同じ。
なので、一応、ご紹介しておきます。



松鶴「尻餅」のオススメ度(☆5つが満点。★は0.5点)
ストーリー   ☆☆☆★
爆笑度     ☆☆☆★
初心者向き   ☆☆☆★